借入の限度額、なぜ必要?

キャッシングには、必ず「借り入れ限度額」といって、それぞれの借り手に対して、貸せるお金の上限が設定されます。どこのキャッシング会社でも、だいたいは10万円からになっています。その審査は、収入やその収入の安定度などによって決まりますが、会社によってもキャッシング商品によっても異なってくるので、一概に上限額の基準がいくら、とはいえません。

この限度額を設けるのは、この人がこの金額を長期にわたって返済することが可能であると判断に基づいて、返す方にも必要以上負担を与えないということもあります。そうすると、初めて借りる人に対しては、借り入れの記録も返済の実績もないわけですから、「少ない金額から貸して、様子を見る」ということが当たり前になってきます。そこで、返済期日を過ぎることもなく、こつこつと確実に返し続けていると、限度額の増額も可能な場合があります。

貸す側と、借りる側との間で、一番重要なのは信頼関係ですから、きちんと返済して、信頼を得ることができれば、更に多くの融資を得ることが可能になるのは当然といえるでしょう。

信頼関係を築こうとする以前に、賭けはできません。返済能力のない相手に、会社の大事な資金を簡単に貸すことはできないし、返済能力以上の借り入れをしてしまう方も危険です。

「このくらいの金額なら返すことができる」という基準は、当初は、収入の安定・勤続年数などの情報から定めるしかありません。双方にとってのリスクを回避するためにも、限度額は必要なのです。

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